今回はパワーアンプについて考えてみたいと思います。
いきなりですみませんが、ここでパワーアンプに関するクイズです。
次のAとBで音がいいのはどちらでしょうか?
Aは片CHあたり一つの放熱器に一対のパワートランジスタ(中大型コレクタ損失60W)が取り付けられているパワーアンプ
Bは片CHあたり放熱器に4ペアの大型パワートランジスタ(コレクタ損失150W)が取り付けられているパワーアンプで、放熱器の大きさはどちらも同じで5×10x20cmです。
答えはAです。
常識的に言ってBの方が大型のパワートランジスタを複数個使用しているので、内部抵抗が小さくなり低音も締まってくるはずと思われるのはわかりますし、実際その様な思想で多くのパワーアンプが設計されています。
でも実際はその逆です。
その理由は次回説明させていただきます。 (2007/11/20)