Archive for 7月, 2008

7月 23 2008

現行スピーカーシステムの紹介

Published by mail under スピーカー

もう長いことスピーカーについての記述はご無沙汰しているような気がします。実はは弊社のでのスピーカーシステムはだいぶ変わりました。そこで、今使用しているスピーカーシステムの近況を紹介したいと思います。

805Sは売却しました。
知り合いの方(真空管アンプを専門とする方)に薦められて購入しましたが、結局売却しました。音質の傾向は中高音がぎらぎらしていて、どれを聴いても「カーン」と鳴く様な個体音が聞こえるようなSPです。CDだとどちらかというと中高音がきつく聞こえる傾向があるのでなおさら組み合わせとしては良くありません。低音が不足している様にも聞こえますが、というよりも高音の耳障りな音があるために全体のバランスとしてそう聴こえるのだと思います。
困ったことにアンプの性能を上げていけば上げていくほどそういった癖が耳に付くようになりました。我慢していいところを伸ばそうと使い続けていましたが、聴けば聴くほど嫌いになって結局売却することにしました。幸いまだ市場では人気があるので購入価格の80%くらいで売却できましたので損でもなかったと思います。

もう一つのCDM-7NTの方は低価格バージョンにもかかわらず、そういうカーンと鳴く傾向は強くなく結構聴けます。こちらのSPはフェイスプラグがフレームについていますが、805Sの方は樹脂製のフェイスプラグがコーン紙に付けれられています。この樹脂製のフェースプラグが高音域でコーンをゆがませて共振しているのではないでしょうか?あるいはアルミドームツイーター固有の音なのでしょうか。現行バージョンではダイヤモンド?の振動板に成っていますが、メーカーとしてはそれまでの一番の欠点を改善するものだと思いいますので、B&Wとしてもひょうっとしてこの異音のようなものが気になっていたのかもしれません。

805Sはオークション市場にもたくさん出回っていますので、手に入れた他の皆さんも実際に聞いてから、すぐ手放しているのではないかと思います。
いまだに人気ランキングでは高順位にありますが、間違っても買わないことをお勧めします(持っている方、どうもすみません)。

現在こちらで使用しているSPは次の2つです。

1.Magngt Quantum908

2.六本木工学研究所(RIT) オリジナルキット KIT-HE151A

スピーカーシステム全景

特に高額なスピーカーではありませんがどちらも結構気に入っています。  他にB&W CDM-7NT、PARC AUDIOさんのフルレンジがあります。

マグナットのSP(5個のSPが見える奴)は定価はそこそこの価格ですが、モデルチェンジ時の在庫放出品とも言うべきものでかなり安く購入しました。このメーカーはむしろカーステレオSPで知られていて、高級品としては認知されていないと思いますが(第一、店頭で売ってない)、調べてみると結構面白い内容になっています。特にQuantumシリーズは結構力作です。 別途内容を紹介したいと思います。

2のRITのSPは2wayのUsherのウーハーとモレルのドームツイーターを組み合わせたものです。丁度今月の無線と実験にも製作記事が紹介されています。
このSPは小型ですが低音がゴリゴリと出て来て気持ちのいいSPです。高音もきっちり出るのにうるさくないという良さもあります。MJの記事では真空管アンプで鳴らして”ちょっと?”見たいな事が書いてありましたが、このSPは比較的低能率ですので、高性能のの半導体アンプでがんがん鳴らさないと真価を発揮しないのではないでしょうか? ちょっと大きめの音で鳴らすと20−50Wくらいは入っているようなので真空管ではつらいでしょう。

置き方もちょっと変則に見えますが、現在のシステムの音質は805Sを使用していたときと比べてはかなり良くなったと思います。

今後、周波数特性なども交えてより詳しく紹介していきたいと思います。

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7月 08 2008

半田付けのぬれ衣 −半田付けは悪者か?−

アンプやCDプレーヤーといった半導体を使用したオーディオ機器には、必ずプリント基板が用いられています。このプリント基板による配線は基材に通常35μm厚の銅箔パターンがあって、この銅箔パターンによって電気的に接続されています。この銅箔パターンと各部品は当然のことながら半田付けによって接続されています。メーカーの製品では部品を実装してから半田槽につけるので均一に半田付けがされるわけですが、手で組み立ている場合は半田付けを忘れた箇所がまれにあったりします。(もちろん、これは正常に動作しないのでそういった製品が外に出ることはないのですが)

pcb-withdefect.JPG プリント基板で半田付けを忘れた箇所

たとえばこんな感じです。

さて、ここで問題です。

半田付けを忘れた箇所の電気的な接続は次の内どの様な状態でしょうか?

1.リード線と銅パターンが接触しているので、一応導通はある。

2.半田付けがされていないので導通があったり、なかったり不安定な状態になっている。

3.導通は一切ない状態になっている。

答えは3です。

導通はありません。

部品を指で少し倒せば導通が取れた状態になりますが、何もしないと98%導通はありません。

もちろんここで言いたいのは「半田付けを忘れてはいけません」 ということではありません。そうではなくて、

「すべての回路は半田付けによって接続されている」

という事実です。まあパワーアンプの出力側などは圧着端子で接続されていたりしますが、それでもパワートランジスタは基板に接続されているので結局半田付けなのです。

よく入出力端子に半田付けを使わないとか、そういったことが売りの非常に高価なコネクターなどがありますが、そういったものに凝っている方が実際のアンプ内部の実情を知ったら、卒倒してしまうのではないでしょうか。

アンプ回路の中でもNFBループのあたりは特に敏感で、もともと100万倍位あるアンプのゲインを数十倍に押さえているのはNFBの2本の抵抗ですから、ここは他の信号回路と比べても100倍敏感な場所といってもいいくらいです。

話は変わりますが、自動車のばね下重量軽減は通常の重量軽減のの3倍の効果がある とかいいますが、アンプの場合はNFBのところが100倍効果があるといってもいいのではないかと思います。

その敏感な部分ですら所詮半田付けでつながっていますから、他のところは、たとえそれが目に付いたとしても、あまり神経質になっても仕方がないのではないかと思います。もしやるとすればすべての接続を半田付けを使用しない方法で試さないと半田付けによる劣化とういのは検出できないはずです。

半田付けを使用しない配線方法に関してはアイデアはありますが、あまりにも大変なので将来余裕ができたときに道楽として試してみたいと思っています。

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