Archive for 10月, 2006

10月 14 2006

CDプレーヤー機種間の音質差について

Published by mail under CD再生

CDプレーヤーの購入動機

最近CDプレーヤーを入れ換えました。これまで使用していたCDプレーヤーはソニーのCDP-555ESDというもので、まだソニーも音響製品に力を入れていた20年くらい昔のものです。価格は128000円くらいだったと思います。 記憶が正しければ当時の最高級モデルでパーツから何から相当凝ったものでした。 このCD、途中で中のベルトが外れてトレーが動かなくなることが何度かありましたが、それを自分で直した他はトラブルもなく動作しています。
このCDの音質は非常に骨格がしっかりしたという感じの音で、(カートリッジで言えばDL-103のような感じです)悪くないのですが、唯一の気になる 点は音が(特に中高音が)硬いことです。 昔CDが出始めた頃、よくデジタルくさいという表現が用いられましたが、まさにそういう音で、中高音がちょっと聴きづらいのです。 何しろ昔のものなので、今聴いてみて少々難があって当然かもしれません。555ESDの音質がずっと気になっていてさぞかし最近の CDPは音がいいのだろうなと想像していたのです。

実は2年前にSACDも再生できるマランツのSA-8400というのを買ったのですが、音が薄っぺらく、音楽を聴いてあまり感動できないので結局使用しないでいました。

新しいCDプレーヤーの音質差

今回は定評のあるDCD-SA1を購入しました。実際聴いてみてびっくりしました。音が良くなったことにではありません、音が期待したほど変わらなかった 事にです。 価格も4倍ですし、50万円という定価から考えれば相当の物量を投入できるはずです(事実そうなっていると思います)。しかしその結果出てくる音がこの程 度の差であるとすると、 はたして音質面から考えて、この価格差は妥当なのかと思ってしまいます。と同時にこのCDを絶賛しているオーディオ雑誌、業界は何なのだろうかと疑問を感 じぜざるを得ません。 確かにDCD-SA1は555ESDと比較して、一番気になっていた音の硬さはありません、ただその他の点ではほとんど互角です。むしろ55ESDの方が 低音がしっかりしていて聴いていて気持ちがいいこともあります。555ESDの方がスピーカーBOXの補強をしたような低音域のしっかり感があるのです。

CDメディアによる音質差

少し話は変わりますが、皆さんはCDをパソコンなどで一度良質のCD-Rに焼き付けると音がよくなるというのをご存知でしょうか? 太陽誘電の高音質デジタル録音用「美録」という金色のCDがあるのですが、これにパソコンでCDをコピーすると、オリジナルのCDより音が(特に高音が)よくなります。 高音がきれいになり、しかも高音のレベルが上がった(正常に戻った)様に聞こえるのです。

太陽誘電製 音楽専用CD-R
音の良いCDメディア
音の良いCDメディア2

このCD−Rにコピーするという手法は結構音質を大きく変えるのです。そこで2台のCDPにオリジナルのCDとコピーしたCD−Rを入れてセレクターで二つのCDPの出力を瞬時切り替えを行い試聴比較すると下表のようになりました。
つまりCDP間の音質差というものはCDのメディア(実際には焼付け方法も含みますが)の音質差よりも小さかったのです。

CDプレーヤー 試聴CD 試聴結果
CDP-555ESD(ソニー) CD-RコピーCD ソニーのCDPで再生した方が高音がきれいに聞こえます
トータルでもソニーの方が好ましい音です
DCD-SA1(DENON) オリジナルCD

CDP-555ESD(ソニー) オリジナルCD デノンのCDPの方が当然音は全般的に良いです
DCD-SA1(DENON) CD-RコピーCD

むすび

デノンのCDPの音質は価格に見合っただけの向上がなかったので正直少しがっかりしました。と同時にオーディオ業界というものをつくづく考えさせられた体験でした。

3 responses so far

10月 13 2006

CDとレコードの音質差について

Published by mail under CD再生

アナログレコードの復活

大昔はレコードを聞いていましたが、いつのまにか音楽ソースはCDになりました。第一今はレコードを特殊なものを除いて売っていませんので・・・。 ただ弊社のお客様の中にはレコードを聴かれる方も多く、大変ご要望も多かったのでフラットアンプをベースにイコライザアンプを開発しリリースしました。

今聞くレコードの音質

イコライザアンプを発売するに当たり聴かずに出すわけにもいかず、昔のレコードプレーヤーを引っ張り出し(プレーヤーの修理も依頼し)、カートリッジを購入し、音出しをするに到りました。久しぶりに聞いて驚いたのですが、CDとレコードを聴き比べるとレコードの方がいい音がします。具体的にはレコードの方が音の骨格がしっかりしていて、厚い音というのでしょうか中低音がしっかりしていて、ふくよかで(ぶよぶよしているという意味ではありません)聴いていて心地よいのです。低音がしっかりしたピラミッド型の音とでもいうのでしょうか、とにかくいい音です。今聞くとなぜかレコード特有のノイズや歪感も以前より少なくなっている様に感じられます。
ビニールの凹凸を拾うレコードからどうしてこれだけいい音が出るのか本当に不思議です。レコードを聴かれる方がいまだ多くいらっしゃる理由が良くわかりました。対するCDはといいますと、確かに音はいいのですが、どうしても音の厚さのようなものがでにくく、ともすると薄っぺらい味気のない音になりがちです。最近定番ともいえるデノンのDCD-SA1を購入しましたが、それでもこの傾向は同じです。このCDP、正直、雑誌などで絶賛されるほどにはいいとは感じられませんでした。ただレコードは新版がほとんどありませんし、あってもCDの2倍近い価格です。また20分程度で終わってしまうので、一日中かけると操作も大変で、やはりメインのソースは依然としてCDです。
次はDAC基板を作って、この辺も改良を試みたいと考えています。

No responses yet

- Next »