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パッシブプリアンプ/概要

パッシブプリアンプ/製品コンセプト

3入力のセレクターと固定抵抗式アッテネーターを搭載したシンプルなパッシブプリアンプです。 プリアンプ/コントロールアンプと入れ替えて、入力切替と音量調節だけを行います。アテニュエーター(音量調節器)には最高級のものを採用し、配線にはOFC配線材、切り換えスイッチにはAuメッキ接点のロータリースイッチを用いるなど最高級部品を投入した、贅沢なパッシブプリアンプです。CDからの情報量をそのままパワーアンプに導きたい方に最適なパッシブプリアンプです。

パッシブプリアンプ/主な特長

  1. 最高性能アッテネーターを搭載
    ・純銅フレーム、オール非磁性体、銀合金接点の最高級大型スイッチ
    ・オーディオ用に開発された最高級カーボン抵抗を使用
    ・ボリュームの1/10以下の左右偏差+-0.1dB内(平均)/+-0.3dB内(保証値)
    ・最小1dBステップ、最大減衰量-60dBの34接点スイッチ
  2. 内部配線は金メッキOFC配線材、金メッキ接点ロータリースイッチ、金メッキ真ちゅう製ピンジャックなど最高級部品を投入しています。
  3. アッテネーターはアニール処理した高剛性フロントパネルに直付けとして、さらに40mmφのアルミ削りだしのツマミを採用しました。これまで以上に優れた操作感を実現しています。
  4. 3mm厚アルミフロントパネルと1.6mm厚鋼板を使用した高剛性シャーシーを使用し、天板にはメタリックブルーの焼付け塗装を施して高級感の有るケースとしました。

パッシブプリアンプ/製品詳細

  1. 贅を尽くしたアッテネーターを搭載

    パッシブプリアンプの最も重要なパーツはもちろん音量を調節するアッテネーターです。ここには現在考えられる最高のものを組み合わせています。 切り替え方式はLパッド型という常に2本の抵抗を選択する方式です。 この方法は使用する抵抗数が多く(132本の抵抗を使用)、手間もコストもかかる方式ですが、音質を最優先するために、あえてこの方式を採用しています。

外観
方式 Lパッド式34接点
(常に2本の抵抗を選択する方式)
抵抗 オーディオ用カーボン抵抗
スイッチ オール非磁性体構造、純銅フレーム、銀合金接点
減衰量 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 55 60 ∞
入力インピーダンス10KΩ+-0.5KΩ
左右偏差 +-0.1dB内(平均値)、+-0.3dB以内(保証値)
コメント 使用している抵抗はカーボン抵抗の音質の柔らかさに、金属被膜抵抗の高解像性を両立させた音質です
  1. 絞り込んでもぶれない極小の左右偏差


    アッテネーターの左右偏差の実測値

    通常のVRでは左右偏差の仕様は3dB程度、超高級品でも+-1dB程度ですが、本アッテネーターはほとんど-+0.1dB程度に収まっており、+-0.3dBを保証しています。 必ず同一ロットの抵抗を使用するなどの管理を徹底しているため,一層優れた左右偏差を実現しています。 したがって音量を絞り込んだ状態でも左右の音量差が気になることがありません。





  2. OFC配線材、金メッキ接点ロータリースイッチ、金メッキピンジャックなど最高級部品を投入


    OFC配線材,RCA端子スイッチ

    内部配線にはOFC配線材を、入力切り換え用のロータリースイッチには金メッキ接点の最高級オーディオ用ロータリースイッチを、入出力端子には真鍮削り出し金メッキRCAピンジャックを採用するなど最高級部品を投入し、アッテネーターの素性をそのまま生かす様に配慮されています。



  3. アルミフロントパネルと高剛性シャーシー


    PPA-2外観

    パッシブプリアンプの顔となるフロントパネルにはヘアライン処理を施した3mm厚アルミパネルを採用しました。このフロントパネルはアニール処理により通常のアルミよりも剛性が高められています。。シャーシーには1.6mm厚の鋼板を使用し高いケース剛性に一役買っています。また天板にはブルーメタリックの焼付け塗装を施し、高級感有る外観に仕上げました。


  4. 40mmφの大型アルミ削りだしツマミ


    40mmφアルミ削りだしツマミ

    セレクターのツマミには40mmφアルミ削りだしという超大型を採用しています。またアッテネーターアはアニール処理して剛性を高めたアルミパネルに固定されていますので剛性感の高い操作感を実現しています。





  5. OFC内部配線と内部レイアウト


    PPA-2内部配線・レイアウト

    PPA-2の内部配線はすべてOFC線材で配線されています。また入力切り替えスイッチは後方に配置され配線長が最短になるようしています。配線による音質劣化を劣化の影響を最小限にとどめる工夫が施されています。



  6. 使いやすい入力3系統とと出力2系統を装備


    PPA-2リア外観

    本機には3系統の入力セレクターがありますのでCDやアナログレコードなどの入力ソースを切り替えることができます。 また出力は2系統同時出力になっていますので、例えば2台のパワーアンプに同時に入力することができます。 好みに応じてパワーアンプを切り換えたり、バイアンプ方式に対応することができます。


     

パッシブプリアンプ/仕様


PPA-2
入力チャンネル数3チャンネル
出力チャンネル数2チャンネル(同時出力のみ)
入力金メッキRCAピン端子
出力金メッキRCAピン端子
入力インピーダンス10KΩ+-0.5KΩ
減衰量(-dB)(34接点) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 55 60 ∞
左右偏差(-dB)平均+-0.1dB以下、保証値+-0.3dB以下
切り換えスイッチ金メッキ接点ロータリースイッチ
配線材OFC
ケース・ツマミ材質 3mmアルミフロントパネル、1.6mm厚シャーシー,40mmφアルミ削りだしツマミ
大きさ・重量 280(W)×90(H)×230(D)mm、2.8Kg
価格(税込) PPA-2 126,000円
付属品 取扱説明書(保証書付き)
保証期間 1年間

仕様・外観は性能向上のため予告無く変更することがあります。

パッシブプリアンプ/お客様の声

  1. CD〜パワーAMPの直結に比べて格段に生々しさ、音の抜けが良い
  2. 凄いです。桁が違うというか次元が違うという感じです。音の厚みが増しながら解像度が格段に上 がり、音場が壁一面に広がるようになりました。
  3. 大変素晴らしい音質に驚いております。定価60万円のプリが完敗です。全域で解像度が高く、音場も広大です。とにかく、ベールを何枚も剥いだような音。
  4. 性能の割りに安いと思います
  5. 音質が良い
  6. 音は良いです、長持ちしてくれればと思います

パッシブプリアンプ関連トピック

オーディオ誌での評価

オーディオアクセサリー誌(2008年秋号No.130,173頁)「話題のモデル集中試聴レポート」

オーディオアクセサリー誌No.133,p130「注目製品」

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パッシププリ/よくある質問・使いこなし

Q:プリアンプをパッシブアンプにすると音質は良くなりますか?

A:通常の(アクティブ型の)プリアンプをお使いの場合ほとんどのケースで音質が向上するといっていいと思います。パッシブプリアンプはアッテネーターのみにより音量調節を行います。 したがって良質のアッテネーターを用いた場合音質が劣化しにくいのが特長です。 実際にパッシブアンプに交換してみると、解像度があがった、音が生々しくなった、音が前に出てくるようになったという声を多く頂きます。 通常のプリアンプでは(それが数十万円の製品でも)音質が劣化していたという状況になっている事が多いといえるでしょう。
そうはいっても、やはりスピーカーやパワーアンプ程には音質は変わらない事が多いのも事実です。ただし再生システムの中でプリアンプがネックとなっている場合は大幅な音質向上が期待できます。逆にプリアンプの癖で音作りをしているような場合、はパッシブプリを使用して音質が悪くなったと感じることが有るかもしれません(実際はパワーアンプやスピーカーの癖がストレートに出てきただけなのですが・・・)。

Q:パッシブアンプとプリアンプの音質上の違いを教えてください

A:パッシブプリアンプと弊社DCプリアンプの音質差ですが、どちらが良いかといわれれば、DCプリアンプの方が音質は良いと思います。 実際、弊社パッシブプリを御使用になられていて、弊社DCプリアンプと入れ替えて、DCプリアンプにして音質がさらに向上した声をいくつも聞いていますし、私自身そう思います。 ただその差は従来のプリアンプと入れ換えた時ほどインパクトの大きいものではないと思います。感覚的にいって従来のプリと弊社パッシブプリ/DCプリと入れ換えた時の音質差が10として、 弊社パッシブプリから弊社DCプリアンプに入れ換えた時の音質差は2-3くらいだと思います。DCプリアンプの方が、パッシブプリよりも音楽の躍動感、ダイナミックさという点で優れているように聴こえます。 また、パッシブプリアンプは出力インピーダンスが高いためか、使用するラインケーブルによって音質が多少変わりますが、DCプリアンプではラインケーブルの音質差は感じ取れません。 DCプリアンプの方があらゆるケーブルに対してドライブ能力が高いのかもしれません。

Q:アッテネーターだけのモデル(セレクター無しのもの)はありますか

申し訳ありませんが、アッテネーターだけのモデルはございません。

Q:バランス型パッシブプリアンプはありますか/特注でできませんか

申し訳ありませんが、バランス型のパッシブプリアンプはございません。現在のケースに収まらないため特注でもお引き受けすることはできません

Q:ATTによる音質差はどの程度でしょうか?

A:ATTによる音質差の感じ方はお客様によってかなり異なります。一般のボリュームとアッテネーターではまったく違うというお客様もいらっしゃいますし、ほとんど変わらないというお客様もいらっしゃいます。一般に高能率のスピーカーシステム(〜100dB/W程度)をお使いの方、大音量で試聴されるお客様はアッテネーターの差を敏感に感じられる様に思います。

Q:パッシブアンプを使用する上で注意する点はありますか?

A:パッシブプリの欠点は出力インピーダンスが高いことです。減衰量によって異なりますが、弊社の10KΩのアッテネーターの場合出力インピーダンスは0〜2.5KΩになります。設計の古いTrパワーアンプ、貧弱なOPアンプを入力段に用いているパワーアンプなどでは入力段のキャパシタンスの非直線性によって高域の歪率が悪化することがあります。この場合音が高域でにぎやかに聴こえたり、かすかにきつく聴こえたりすると思います。またこの理由で抵抗値が100KΩ以上のボリュームやアッテネーターをTr式アンプに使用することはお勧めできません。

パッシブプリアンプ/使用上の注意

パッシブプリアンプは抵抗で出力電圧を調整するだけですので、一般に音質劣化の無い音量調節方法と思われていますが、実はそう簡単ではありません。特に組み合わせるアンプのタイプ、パッシブプリのインピーダンスには十分注意する必要があります。

入力インピーダンスが大きいものはパワーアンプの歪率を悪化させます

パッシブプリの場合、その原理上、出力インピーダンスが大きくなります。 たとえば10KΩの入力インピーダンスのアテニュエーター(又はボリューム)を用いた場合、出力インピーダンスは0-2.5Kオームの間で変化します。 最大と最小の時に0、-6dBの時に2.5KΩになります。ここで問題になるのは出力インピーダンス大きいと高域で無視できない歪を発生するアンプが多いことです。 アンプの入力段は差動増幅回路ですが、この入力段の容量の非直線的な電圧依存性のために、多大の歪を発生してしまうのです。 出力インピーダンスが2.5KΩ位ならそれほどでもないのですが、これが50KΩとなるとオーディオ用のOPアンプでも10KHzで0.1%を超える歪が発生します。 この辺を十分意識した設計がアンプになされていれば問題は少ないのですが、考慮されてないアンプの方が多いと思います。かといって入力インピーダンスがあまり小さいもの(たとえば600Ω)を使用するとプリアンプの負荷として重すぎて、プリアンプのほうで歪を発生します。弊社のパッシブプリアンプは半導体アンプとして最適な10KΩを採用しています。



信号源抵抗が大きくなった時の歪率の悪化の様子

      信号源抵抗600Ω(VR最大に相当)       信号源抵抗47KΩ

被測定OPアンプ:NE5532(オーディオ用オペアンプ)

パッシブプリアンプでVRに100KΩ以上を使用すると全体的に歪率が一桁悪くなります。特に高域の歪率悪化が著しいことがわかります。これはオーディオ用のOPアンプを使用した際の問題で弊社プリアンプの場合はこのような歪率の悪化がほとんどないように設計されています。


インピーダンスが小さい(600Ω)アッテネーターやVRを使用するとCDPなど入力機器の歪率が悪化します

アッテネーターの入力インピーダンスが大きいと良くないからといって、入力インピーダンスがあまり小さいもの(たとえば600Ω)を使用すると入力機器の負荷として重すぎて、入力機器のほうで歪を発生します。 600Ωのアッテネーターを使用している方もいらっしゃるようですが、一般にCDPやイコライザアンプ、チューナー等の機器は10KΩ以上のインピーダンスで受けることを前提として設計されています。OPアンプによっては600Ω負荷に耐えられるように設計されているものもありますが、むしろ少数派です。 アッテネーターに600Ω程度のものを使用すると入力機器の出力アンプ部が故障する可能性もあります。また600Ωで受けるには入力機器の出力部のコンデンサ容量が20uF以上である必要があり、電解コンデンサなど音質の悪いコンデンサを使用しなくてはならなくなります。

真空管プリアンプとの組み合わせは特に要注意

今現在真空管式のDAC、イコライザアンプなどを使用されている方は比較的少ないかもしれませんが、真空管アンプの後ににパッシブプリを組み合わせる際は十分な注意が必要です。一般にアンプの出力にはカップリングコンデンサが挿入されています。真空管の場合はこのカップリングコンデンサの容量が小さいことが多いのです。真空管式のパワーアンプでは入力インピーダンスが100-500KΩ有るのが普通ですので、容量が小さくても問題ないのですが、10KΩのアッテネーターで受けてしまうと大幅に低域がカットされてしまいます。

低域のカットオフ周波数は一般に、
Fc=1/(2πRC)
で表されます。カップリングコンデンサの容量が0.22uFで、10KΩのアッテネーターと組み合わせた場合、低域のカットオフ周波数は72Hzになりますので、低音不足になります。特に昔の設計の真空管アンプは真空管アンプと組み合わせる事を前提に設計されていますので、小容量のカップリングコンデンサが使用されています。(真空管アンプでは400V程度の耐圧が必要なので、容量の大きいコンデンサは非常に高価になるのです。)真空管アンプと組み合わせる場合にはこの点に十分注意して使用してください。真空管式のパワーアンプにご使用になる場合には問題ないでしょう。

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